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三浦メロン誕生秘話(前編)高校生による汗と希望のメロン栽培! ~横須賀長井鈴木浩之農園と仲間たちの熱き挑戦~ The inside story behind the creation of “Miura melon” – First Part

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There is the Hiroyuki Suzuki Farm near famous leisure facility Soleil Hill. Actually, the farmer Mr. Hiroyuki Suzuki is one of creators of “Miura melon” which is the highest grade fruit gift. When he was a high school student, he ate earls melon and was impressed that “What a delicious fruit!” And then, he and his friends were getting started to develop “Miura melon”. They wanted to create brand new local specialty in Miura. However, it was not so easy. They tried to breed new melon every year but were not able to develop delicious melon. One day, they heard that new species named “Kurume 4th” was developed in Fukuoka (North of Kyushu). They wanted to get that but it must be bred in plastic greenhouse. It was hard issue because they breed melon outdoor cultivation. They were desperate for the seed and they did something…. To be continued in next part.

 

小高い丘の上、レジャー施設「ソレイユの丘」で有名な横須賀市長井に『鈴木浩之農園』はあります。
なんと!ここの農園主の鈴木浩之さん、今では贈呈用でしかお目にかかれない三浦メロンの創作者のお一人。

 

熱心に当時を振り返り、お話してくださっている鈴木浩之農園の農園主 鈴木浩之さん。熱き男なのです!
This is Mr. Hiroyuki Suzuki. He was talking some episodes with enthusiasm.

 

 

農園主の鈴木浩之さん(一番手前)、息子さんの雅智さん(中央)、農業アカデミーの研修生さん(右)

 

プロローグ
元々、ご両親が三浦で一番大きな養鶏場を、祖父母が畑(野菜農園)を経営されていた浩之さん。農業高校1年生の研修で、アールスメロン(静岡産の網状のメロン)と出会い、試食した時「なんて美味しいんだ~。」と感泣した!感動が研究への情熱・動機となり、2年生からの実習で同級生7人とメロンの栽培を始める。しかし、“うどんこ病”という病気に極めて弱いメロンの栽培に困窮したという。

 

そんな時、平塚の農業試験場でその病気に耐病性のある新種のメロン『サンライズメロン』が登場した。
学校側で何とか7,8粒の種を入手し、栽培を始めた。1969年高校2年夏、ここから、三浦メロン誕生の道のりが始まる!
※うどんこ病…夏野菜の特有の病気で、葉がうどん粉のように白くなる。

 

仲間とのメロン産地への決意
「その頃、三浦ではスイカしか作っておらず、新しいものを作ることが批判される時代だった。ネットメロンを作るなんて言ったら、散々言われましたよ。」と浩之さんは、当時を振り返り語る。

 

動機のもう一つは、「スイカ需要の曲がり角」だった。東北地方で米の代わりに、スイカが栽培され始め、スイカ需要に不安があったからだ。そこで、仲間と三浦をメロンの産地にしようと決意し、1972年、高校卒業と同時に、「三浦サンライズメロン組合」を組成した。しかし、メロンの販売経路は無く、みんなで神奈川県内13ヶ所の市場に、1台の車で10数箱ずつお願いしにまわった!

 

「当時は三浦海岸の農協に仲間と集まり、夕方7時から翌朝4時まで周って、帰ってきたら自分達の畑に戻って仕事をするって感じで、今考えたら無謀な事していたよね。」と浩之さんは恥ずかしそうに語る。

 

品種改良への熱き研究心
その頃メロンと言うと、アールスメロンかプリンスメロン。三浦の露地栽培のものが売れるのか、市場は慎重な態度だったという。しかも、サンライズメロンには一つ欠点があり、美味しいが、「日持ちがしないこと」であった。
※露地栽培…ビニールハウスのような設備を使わず、露天の耕地で作物を栽培する農法

 

今ですらネットメロンと言えば、熟すまで一週間は待って食べるが、逆に一週間置いたら腐ってしまうメロン。そのため、市場から八百屋さんを経由して、消費者に届くまでに中身が溶けちゃったことがあった!

 

美味しいけど、売れないメロン、それでも、組合員達は品種比較に取組み、毎年、新種を持ち寄り、何度も研究を重ね、毎年、新しいメロンを販売していった・・・。

 

そんな中、久留米4号という新種のメロンが、福岡県の農業試験場にて開発が成功したとの情報を入手した。この新種は糖度が高く、香りも良く、なにより「日持ちする」。これは、なんとしてでも手に入れたいと思った浩之さん達。しかし、種の供給条件は「ビニールハウス温室栽培」で育成すること、と国(農水省)で決まっていた。三浦に持ってくるのは絶望的に・・・途方に暮れた浩之さん達・・・そこから事態が好転する。

 

つづく

 

INFO

鈴木浩之農園 鈴木浩之さん
住所:横須賀市長井6-17-46
電話/FAX:農園 046-856-4733