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「在りたい自分の姿」へ。高校生の最初の一歩をサポートしていく Supporting high school students “who they want to be”.

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“My project” is the activity for high school students “who they want to make themselves be”. It was aimed to boost the first step of high school students who carry out their own "I want to make this" and "I want to be like that". At Start-Camp, feelings and tasks to be changed to actual projects.

 

そのセミナーハウスは、若いエネルギーに満ち満ちていた。
一般社団法人ウィルドアがすすめている地域教育支援のひとつ、「マイプロジェクト スタートキャンプ」が、三浦学苑高等学校のセミナーハウスで行われた。主催するのは、神奈川県内を中心に、地域に入り込んだ教育支援事業を実施している一般社団法人ウィルドア(共催 若者団体Sukable)。

 

 

ウィルドア共同代表、「マイプロジェクトスタートキャンプ」の企画リーダー竹田和広さん

 

マイプロジェクト(マイプロ)は、「欲しい未来をつくる」高校生たちの活動。「笑わないあの人を笑わせたい」、「クラスの雰囲気を良くしたい」、「もっと人が集まる町にしたい」という、そんな素朴で素直な、自分の“こうなって欲しい”、“こうありたい”という気持ちや課題を、実際のプロジェクトに変えて実施していく高校生たちの、最初の一歩を後押しすることを目的としたのが、このスタートキャンプ。
参加者の9人の高校生は、1泊2日の合宿のなか、同じ想いを持った仲間との話し合いや先輩とのディスカッションを通して、「自分が本当にやりたいことは何なのか。」を突き詰め、自分の想いが詰まったマイプロジェクトをまとめていった。

 

 

大学生や地域の先輩が、彼らのアイディアのカタチつくりを付きっ切りで手伝う。セミナーハウスのいたるところで真剣な話し合いがもたれていた。

 

アイディアの片鱗を書き留めたポストイットの数々。これがカタチになっていく。

 

合宿2日目の午後、かれら高校生たちは、時間ぎりぎりまで討議して仕上げた企画書を手に、メンターと呼ばれる地域で活動する大人たちと1対1で向き合い発表をする。

 

 

メンターの事前ミーティングでは、各自の得意分野と高校生の企画のマッチングを行い、具体的、現実的なアドバイスやサポートの提供を図る。

 

「メンターの役割は、動機や考えを深堀りさせプロジェクトに奥行きを持たせること、または今できることなどの具体的なアドバイス。まずは、話しを聞いて、そして肯定してあげることが大切。」と本プログラムの企画リーダー兼ウィルドアの共同代表の竹田さんはいう。
高校生の考えたプロジェクトの内容を指摘し、詰めて、企画書を完成させることが目的ではなく、かれらが、「自分はなにができるのか」、「これなら今日からできる!」、「⾃分のやりたいことが明確になった、少し進むべき道が見えた気がした」など、きっかけや気づきを得られるよう、または自分らしく動き出す機会になれるようにしてほしい。そして、今日のこの時間だけでなく、地域の大人としてこれからもかれらをサポートしてほしい。
竹田さんが考える、若者と大人が交わる実地的地域教育の信念が、ひしひしと伝わってきました。

 

 

「写真が好き。だから、自分で撮った横須賀のいい風景写真で、市外から人を呼び寄せ、観光ルートをつくっていき、それを地域活性化につなげたい」

 

最終発表。熱い想いとひたむきさに満ちたプロジェクトが、かれらの口から語られる。
「どうにか実現させたい」、「それを実施するにはあと何が必要だろう」、メンターも、まるで自分のプロジェクトのように考えて真剣に向き合い、アドバイスをする。限りある時間でのやりとりだが、きっとそこには、おぼろげながらも、連帯感やつながりのようなものが生まれたはず。

 

合宿という、非日常的な雰囲気と仲間と過ごす連帯感や詰まった時間が、彼らの学びや感覚を促進する。
そして、先生はもちろん、地域の先輩や大人が見守り、サポートしながら実現に近づけていく、つながりを生む継続性ある地域教育の仕組み。見学や、単発の体験などの普通の地域教育では得ることの出来ない充足感とサポートの厚さが、この「マイプロジェクト」という地域教育支援プログラムの価値なのだと実感した。

 

地域の先輩と話しながら、ときにひとりで悩み考えプロジェクトを作っていく

 

地域を、社会を考え、熱い想いで実行していく中で、それぞれの「在りたい姿」に成長していく高校生が横須賀にきっとたくさん生まれるだろう。
そして、そんなアクションを推進し、常に挑戦している 竹田さんをはじめとするウィルドアの新鮮なアイディアとまっすぐな行動力。
それぞれの、未来ある若者のチカラに期待と感動を胸いっぱい感じる。この日のセミナーハウスには、そんな空気が流れていた。

 

INFO

一般社団法人ウィルドア
http://willdoor.org/
共同代表理事 竹田和広
共同代表理事 武口翔吾
事業内容: 学校の授業企画・運営のサポート
      地域資源の教育的活用
      キャリア教育の普及・浸透
      教育の新たな仕組みづくり