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【終わりのない、“モノづくり”への挑戦~RALLS FACTORY~】Challenge to craftsmanship, which has no end.

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2017年7月、汐入駅から徒歩2分の場にオープンしたRALLS FACTORY(ラルズファクトリー)。“ファクトリー”の名が表すように、店内にミシンや作業台が置かれ、オーナー二人は店内で作品作りに励みながら、販売を行っている。

 

店内の様子。

 

シルバーアクセサリーの製作やリペアなどを行う田口和さん(25)と、レザークラフトに取り組み洋服の製作、リペアも行う吉井崇浩さん(25)。共に横須賀で生まれ育った。

 

田口さんは高校生の頃から、漠然と「いつかお店をやりたい」と思っていたそう。何かに属することが好きではなく、自分でやりたい、と思っていたそうだ。元々シルバーアクセを作っていたわけではない。高校卒業後は、写真を学び、またシルクスクリーンを洋服に印刷し、市内のギャラリーで展示・販売等を行っていた。しかし決まった型に平面で印刷するシルクスクリーンより、立体でより自分らしさを表現することへ憧れ、制作活動を辞めてしまう。

 

その後長崎にいた先輩から声をかけられ、ちょっとした旅行のつもりで長崎へ。そこで運命的な出会いを果たす。当時、田口さんには気に入って、ずっとしていたシルバーの指輪がある。長崎滞在中に知り合った人が、その指輪を作った人を、紹介してくれたのだ。長崎県諫早市にあるその職人の工房を訪れたことが、自身がシルバーアクセサリーを始めるきっかけとなった。シルクスクリーンをやめ、次の表現を探していた時に「かっこいい!」と思えたのが、その工房のシルバーだった。

 

「アクセサリーって作れるんだ、って単純に感動しました。」それまでゼロから一を作り出す製作をしていたわけではない田口さんは、その後、横須賀にいったん戻るも、定期的に長崎の工房に通い、シルバーアクセサリー制作の魅力にとりつかれていった。
「洋服って、買ってもらっても、着られなくなったら捨てますよね。でも、指輪って捨てないな、って。自分が本当にやりたいものを見つけた感じでした。」

 

店内でシルバーアクセサリーを製作している田口さん。

 

一方、吉井さんは現在工房で制作している姿からはなかなか想像しづらいが、体育系の専門学校を卒業し、体操の先生として働いていた時期もあったそう。最初からレザーを扱っていたわけではなく、洋服のリサイズを趣味としてやっていたらしい。親御さんも裁縫が得意のようで、幼い頃は親御さんが洋服を直してくれていたそうだが、大きくなるにつれ、自分の求めるものを形にしたくなり、自分でやってみるようになった。リサイズだけでなく、洋服のあらゆるパーツの直しを行ったため、今では洋服自体を作れるようにもなった。

 

吉井さんは古着に対する情熱も熱い。アメリカに行き、自分で買い付けに行くことを考えていた矢先に、古着屋のバイト先で一緒になった田口さんから「一緒に店をやらないか」と声をかけられたそうだ。

 

よっぴーこと吉井さん。レザークラフト製作中の一コマ。

 

田口さん曰く、「よっぴー(吉井さん)と仕事がしたかった。年齢も一緒で、今まで思ってきたことや、考え方が似ていた。自分に好きなものに誠実なところが、信用できるな、と。二人でなら、店をやれる、やりたいと思った。」それが2017年4月のこと。

 

「実は、よっぴーと一番似ているな、と感じたのが、“お互い、付き合っている彼女のことがすごく好きだ”というところ。俺も、よっぴーも、彼女のことがすごく好きで、今すぐにでも結婚したくて。それが、店を始める大きなきっかけになったと思うんです。

 

自分の好きなことで、自分の好きな人を守りたい。今、若いうちならまだ人生を選べる、じゃあ店をやろう、って。」

 

田口さんにとってシルバーアクセサリーが、吉井さんにとってはレザークラフトと洋服が、“好きなこと”なのだろう。

 

製作の様子。リペアも行っている。

 

吉井さんの作品。

 

色々な年代の人が客として訪れる日々が面白いと言うオーナー二人。

 

田口さんは言う。

 

「“結婚”という個人的な思いで始めたところもあるけれど、もちろん結婚だけがゴールとは思っていません。

 

今洋服に興味があるけれど、将来や進路をどうしていいかわからない子どもたちも来店します。そうした子どもたちのちょっとした希望になればいいな、と思い、若いうちに店を始めたかった。下積みを積んで、40歳で店を開けば、説得力はあるかもしれないけど、子どもたちにとっては少し遠い未来で。若ければ若いほど、中高生たちの気持ちもわかると思うんです。

 

それに、“つくること”には終わりがない。これ以上いいものは作れない!と思った次の日には、もっと作れるかもしれない、となる。その繰り返しで、悩みながら制作するのが楽しいんです。」

 

まだ二人の新しい夢は始まったばかりだ。田口さん、吉井さんがそれぞれ描く、将来のビジョンもある。今後が楽しみだ。

 

(写真提供/RALLS FACTORY)

 

INFO

RALLS FACTORY
Open:Tue-Sun 12:00-19:00(Close:Mon)
横須賀市本町3-14山本工業ビル1階
TEL:080-6733-0099
Instagram:@ralls_factory
HP:http://www.ralls-factory.com

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オーナー二人の、一見対照的な、けれど同じくモノづくりに対して熱い思いを持つ独特な雰囲気がこの店の一番の魅力。シルバーアクセサリーやレザークラフトはオーダーメイドも行っている。また、オーナー二人がセレクトした古着も並ぶ。興味がある人は一度足を運んで、オーナーと話をしながら“自分のお気に入り”を探してみて。

 

Creating has no end.
We feel that “Nothing better than this”, when finished making one product. But a day after, we already think that it may be possible to make more than this. That is a joy, we think, of making product within that iteration between satisfaction and unsatisfied mood.

“Takahiro Yoshii” who works on leather craft, producing and repairing clothes and “Kazushi Taguchi” who produces and repairs silver accessories, they opened shop, where close to Shioiri Station, in July 2017, called ”RALLS FACTORY”.
Sewing machines and workbenches are placed in the store, and the two owners are encouraged to create.

“Also a children who do not know yet what to do in the future and career come to the store sometimes.
We might be able to give something good for such children by showing our action, so we opened and started a shop while we can have sympathy with them”.
There is a future vision that each draws. They began to do.