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参加して楽しんで!~粟田体育振興会の活動~

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秋、横須賀市内では、健民運動会が各地でピークを迎える。体育振興会のメインイベントだ。


体育振興会は、各地域においてのスポーツ活動を推進する組織。おおむね学区単位で存在し、、健民運動会をはじめ、ソフトバレーボールやグランドゴルフなどのスポーツ活動の運営を支えている、地域の人たちによる組織である。
その市内の体育振興会の中で、ひときわ精力的な活動を行っているのが粟田学区体育振興会(以下「粟田体振」)だ。


一部活動資金を自己調達
お話を伺ったのは、粟田体振会長の川窪義寛さん。

資料を作成して整理する川窪会長。行事運営にはこのような事務仕事もかかせない

行事やスポーツなど、数多い活動を可能にしていることのひとつに、地域内行事での模擬店出店による活動資金調達がある。
夏、粟田・ハイランド地区内での各夏祭りに模擬店を出店し、場所々々で販売品目を変えながら、3ヶ所の盆踊り、計6日間の出店で2百万円を超える売上げを得る。

老若男女が楽しむウォーキング大会~イモ堀りの様子。みんなでふかしイモを食べます

みんな本気になってホールを狙う

その販売利益と、市や各町内からの補助金とが、粟田体振は、健民運動会をはじめ、主催するグランドゴルフ、ウォーキング大会、やニュースポーツと餅つき、ファミリー餅つき大会、その他各種スポーツなどの活動・行事を支えている。
補助や寄付だけに頼らず自前で資金を調達し、それを活動・行事内容の充実に充てながら、地域住民への運動の推進および、交流機会を提供している。
そのモチベーションはなんなのか?ダイレクトに聞いてみると、
「もう、みなさんの喜んだ顔や、”ありがとう、楽しかった”の声のためにやっているようなもんですよ」
川窪会長は笑顔でそう答えてくれた。


日ごろの活動の成果なのだろう、10月10日に開催された健民運動会では、老若男女、たくさんの笑顔があふれていた。町内はもちろん、各町内間でもコミュニケーションが取れているのだろうことが見てとれる、楽しそうな雰囲気の運動会であった。

人気行事の健民運動会。優勝杯返還、今年も優勝を狙うよ!

むかで競争は・・・、うんうん、こうなるよね(笑)

 

課題は
川窪会長は粟田体振の業務負荷の高さや課題も認識している。
メンバーの高齢化、行事数の多さと準備にかかる手間、伴って発生する会合の数々。


「今後、活動を引き継いでくれる人のために、実施規模の縮小や、負荷の高い作業の効率化を考えていく。全体的にコストも最適化し、行事の規模は縮小しても内容は充実させていきたい」と川窪会長は語る。地域の人々が変わらず喜んでくれ、且つできるところは簡素化し、活動をどう継続していくかを考え実践していく。ととてもパワフルだ。


「行事の準備や当日の切り盛りする若手が少なくなってきている」とは、市内ところどころで耳にする言葉。児童数の減少による行事の縮小も市内全体の傾向である。
少子高齢化のいま、規模の縮小というのは決して後ろ向きではなく、継続実施のための前向きな方法だと思う。体育振興会実施の行事は、個々の事情を抱えている各町内をまたがるがゆえに、その調整にかかる気苦労はとても多いだろうが、なんとか行事を継続してもらいたいものだ。


わたしたちができること
健民運動会をはじめとしたさまざまな地区スポーツ行事が、地域コミュニケーションの向上に一役買っていることは事実。
協力し、または競り合っての勝ッタ負ケタ。一緒に準備をしたり、競技を楽しんだりすることで生まれる仲間意識。そういったものが、そのまま地域のつながりの強さになっていく。


継続実施に向け私たちができること、それは参加すること、参加して楽しむこと、それを続けていくことだと思う。今に至るいろいろな行事も、地域のひとたちの小さなことの積み上げや繰り返しの蓄積だ。
“参加する”ことで生まれるだろう“笑顔”や”楽しかった”のひと言。そんな小さなことが新たな活路を見出すもとになるかもしれない。


写真提供:粟田学区体育振興会