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虫の見方が変わる母たち ~ムシ、苦手でもいいよ~

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葉山町長柄 南郷上ノ山公園で開催された、『小さな子どもとママのための自然遊び教室2016 野っぱらたんけん~虫を探そう』に参加して取材してきました。
(主催Cooing:2016中央ろうきん助成プログラムの助成事業)

 

イベント講師の諸富智子さんは、七色に光り輝く玉虫を応用した金属や、UVカット機能にすぐれたカイコのシルクを用いた化粧品など、昆虫などの生きものが本来持っている機能や特性を利用し、その技術を応用する「昆虫テクノロジー」の研究室に所属した後、蚊やハエなどの人に疾病を媒介する昆虫や動物の研究に携わってきた昆虫の専門家。

虫捕りについて話す諸富さん

まず虫網の使い方や、お手製資料で虫の身体の構造など、虫捕りや昆虫について学びます。
素敵な手書きの絵を使って、「はい、次のうち昆虫はどれかな?」と問題。
ここで子どもたちの元気で明るい答えが響き渡りそうだが、実はこれはお母さん向きの質問。
「えっ!? あれ?どれ? け、結構知らないものね…(汗)。難かしっ!

 

母たちの冷や汗なぞは知らず、子どもたちは原っぱできままに遊んでいました(笑)。

昆虫クイズ!全部わかるかな?

大人たちがお話を聞いている間に「見つけたよ!」

 

お母さん、こんな見方もできるよ!
このイベントを始めたきっかけは、丹治由美さん(Cooing代表:過去記事「ベビーウェアリングコンシェルジュ」に登場)、が偶然見かけた、飛んでいるクロアゲハから叫び逃げ回っている親子の光景でした。
苦手な生き物でも、いろいろ知ることで興味が出てくるのに・・・。自然やいろんな生き物に目を向けてもらうきっかけづくりができればな…。
諸富さんも、子どもが虫を持ってきた際、お母さんが苦手だからとそこで興味を終わらせてしまうのはもったいないと思っていた。

 

大学時代からのお付き合いである丹治さんと諸富さん。2人の考えが重なり合いこの企画が生まれました。
子供の興味の芽を伸ばしたい。とはいえ、虫が苦手なお母さんは多いもの。なので、子どもとの虫捕りを通してお母さんにも色々な角度から虫のことを知って、慣れてもらいたい。
虫の面白さや暮らしに役立てている方法や研究のことも知ってもらいたい。
専門で学んできた、人に害を与える気をつけるべき虫などのことも含めて、「私の学んできた事が役立てればいいな」、そんな気持ちで諸富さんは講師を引き受けました。


今日見つけた虫たちで・・・
さて!いよいよ野っぱらたんけん。
はじめのうち、参加者の大人も子供もなかなか虫を見つけられず・・・。
昆虫専門家の諸富さんはヒョイヒョイ捕まえる。虫の好きな葉や、葉の食べられ方などをたよりに探すそう。ス、スゴい・・・。
その後、諸富さんの真似をしながら考えながら目を凝らし、みんなでいろいろ見つけましたよ。

① コガネムシ。足が変な角度。何か苦しいのかと思い聞いてみると、フンをする時に足をあげるのだそう。リッパなのがでました(笑)
② このバッタはまだ赤ちゃんだね。えっっ?大きいのに? うん、ハネがまだ伸びてないでしょう
③ カマキリの抜け殻はソーっとソーっと
④ セミの幼虫。木を目指してがんばれー

諸富さんが持参した図鑑。ページが外れるほど読み込まれています。
捕まえた虫を図鑑で調べるのもまた楽しい「のっているかな?なんの仲間かな?なんていう名前かな?」

採取のあとに配られたのは、諸富さんお手製の「昆虫シール」。
そのシールを捕まえた場所に貼っていくと・・・、完成!自分だけの『虫捕りフィールドマップ』です。
踊りだしそうな手描きの虫たちがちりばめられた、心あたたまる作品になりました。
こういうの大好き。

「今日の活動の振り返りシート」。みんな昆虫シールを早く貼りたくてウズウズ

完成!虫たちがおどる自分だけの虫捕りフィールドマップになった

お土産の、「こんちゅうどうぶつえん塗絵」。虫の名前に”動物”を見つけたら「こんちゅうどうぶつえん に入れよう

 

興味つきつめて
うれしそうに虫と触れ合う子どもと過ごしているうちに、お母さんもつい、「あそこにもいるよ!」と熱く声をあげている。
イベントが終わる頃には、いままで虫を触れなかったお母さんが、普通に手で持てていることもあるとか(笑)。そう、どんな親子さんでも参加できます。

 

いつの日か、「そういえば子どもの頃に、どこぞの専門分野でめっちゃ虫に詳しいおばさんが近くにいたなー。
と思い出してもらえたら嬉しい。
子どもの時に見つけた事、興味を持った事をつきつめて欲しい。それが虫のことなら尽力惜しまないので言ってほしい。
と、とっても頼もしい諸富さんなのでした。

INFO

Cooing 丹治 由美
「野っぱらたんけん~虫を探そう」講師:諸富 智子

メールアドレス ytanji88@gmail.com
ウェブサイト http://cooing.blog.fc2.com/